EC-UPを運営するECデータバンク株式会社の島野です。
楽天市場の自動更新ツールとは、商品ページ・コンテンツページ・トップページなどの掲載情報を、設定や取得データに基づいて自動更新するツールです。ページをゼロから制作するツールとは主な役割が異なります。ただし、制作と自動更新の両方に対応する複合型もあるため、自店舗で自動化したい作業を明確にして選ぶことが重要です。
この記事でわかること
- 楽天市場の自動更新ツールの定義
- ページ制作ツールとの違い
- 手動更新と自動更新の作業差
- 自動更新できる情報とページ
- 常時・定期更新型、予約実行型、複合型の違い
- 自店舗に合うツールの選び方
- EC-UPが対応するページと自動更新機能
楽天市場の自動更新ツールとは

掲載情報を設定に従って自動更新するツール
楽天市場の自動更新ツールとは、商品ページ・コンテンツページ・トップページなどに掲載している情報を、設定した条件や取得データに基づいて自動更新するツールです。
ページのデザインや構造を毎回作り直すものではありません。すでにあるページ内のランキング、レビュー、類似商品、新着商品、再販売商品など、変化する情報を定期的に更新することが主な役割です。
自動更新の対象、頻度、対応ページはツールによって異なります。ランキング情報だけを更新するツールもあれば、商品ページからコンテンツページ、トップページまで対応するツールもあります。
RMS標準機能との違い
楽天市場の店舗運営システムRMSには、店舗構築、商品登録、受注管理、メール配信、データ分析などの機能があります。
商品数が多い店舗では、RMS商品一括登録サービスを利用し、CSVファイルで大量の商品をまとめて編集・登録・削除することも可能です。
RMSやCSVで商品情報を更新できている店舗に、外部ツールが必ず必要というわけではありません。
一方で、ランキング受賞情報、レビュー、レコメンド、新着商品などを継続的に確認し、多数の商品へ反映する作業には時間がかかります。このような日常更新を自動化したい場合に、自動更新ツールが選択肢になります。
自動更新ツールが更新する情報
自動更新ツールで扱われる主な情報は次のとおりです。
- ランキング受賞情報
- レビューの点数や件数
- 類似商品
- 同時購入されやすい商品
- 新着商品
- 再販売商品
- パンくずリスト
- お気に入りボタン
- 更新日
- カテゴリランキング
- セール時の商品名や価格
- 販売期間
- ポイント変倍率
これらすべてを、どのツールでも更新できるわけではありません。商品ページだけに対応するツール、トップページだけに対応するツール、セール時の予約更新に特化したツールなどがあります。
導入前に、対応ページ、更新対象、更新頻度、新商品への自動対応、導入後に必要な作業を確認することが大切です。
ページ制作ツールとの違い

「ページを作る」と「掲載情報を更新する」の違い
ページ制作ツールは、ページのデザインや構造を作成・編集することが主な目的です。
自動更新ツールは、作成済みのページに掲載する情報を、条件やデータに基づいて更新することが主な目的です。
両者の違いを整理すると、次のようになります。
| 種類 | 主な目的 | 主な機能 | 向いている店舗 |
|---|---|---|---|
| ページ制作中心型 | ページのデザインや構造を作る | パーツ配置、画像編集、PC・スマホページ制作 | ページを作る環境から整えたい店舗 |
| 常時・定期更新型 | 掲載情報を定期的に更新する | ランキング、レビュー、レコメンド、新着商品の更新 | 日常的な更新作業を削減したい店舗 |
| 予約実行型 | 指定日時に情報を変更・復元する | 価格、販売期間、商品名、ポイント変倍率の予約変更 | セール前後の作業を自動化したい店舗 |
| 複合型 | 制作と自動更新の両方を行う | ページ制作、商品登録、ランキングや新着商品の更新 | 制作と更新を一つの環境で行いたい店舗 |
制作ツールにも自動更新機能がある
ページ制作ツールと自動更新ツールは、完全に分離された分類ではありません。
RMS Service Squareで紹介されているBiiinoには、ページ制作機能に加えて、新着商品などの自動更新、在庫切れ商品の自動非表示、ランキング受賞の自動検知機能があります。
参考:RMS Service Square「Biiinoでできること」
EasyPage for 楽天市場も、ページ制作機能に加えて、注文情報、ランキング、レビュー、新着商品などを毎日自動更新する機能を備えています。
参考:RMS Service Square「EasyPage for 楽天市場」
そのため、「制作ツールか自動更新ツールか」という名称だけで判断するのではなく、主目的と自動化範囲を比較する必要があります。
手動更新と自動更新の違い
手動更新で必要になる作業
商品ページなどを手動で更新する場合、一般的に次の作業が発生します。
- 更新対象の商品を確認する
- ランキングやレビューなどの情報を確認する
- 掲載する商品や画像を選ぶ
- HTMLやCSVを編集する
- RMSまたはCSVで反映する
- 公開ページを確認する
更新作業の負担は、商品数や更新内容によって異なります。商品数が多い店舗では、更新対象の抽出、掲載内容の確認、CSVの作成、反映後の確認を継続的に行う必要があります。
当社では作業量を比較する目安として、「週1回、全商品の10%をCSVで一括更新する場合」を想定しています。たとえば500商品を扱う店舗なら、毎週50商品の更新作業が発生します。自動更新ツールを利用すれば、こうした定期的な確認・編集・反映作業を削減できます。
商品数が多くなるほど、対象商品の確認や掲載内容の入れ替えを継続する負担は大きくなります。
自動更新で削減できる作業
自動更新ツールを利用すると、初期設定後はツールが設定に従って対象情報を取得し、ページへ反映します。
担当者が休日や深夜に作業する必要がなくなり、次のような更新漏れを防ぎやすくなります。
- 売り切れ商品が掲載され続ける
- ランキング受賞情報を掲載できない
- 新商品が回遊導線へ追加されない
- 再販売した商品を訴求できない
- レビュー情報が古いままになる
自動更新ツールを利用すると、日常的な確認・編集・反映作業を大幅に削減できます。ただし、導入時の初期設定や、サービスごとに定められた定期作業が必要な場合があります。導入前に、料金だけでなく、初期設定の内容、更新頻度、サポート範囲、店舗側に残る作業を確認しましょう。
自動更新ツールの4つの分類
1. 常時・定期更新型
ランキング、レビュー、レコメンド、新着商品などを定期的に更新するタイプです。
商品ページや店舗ページの情報を継続的に更新したい店舗、商品数が多く手作業では更新が追いつかない店舗に向いています。
EC-UPは、この常時・定期更新型に分類されます。
2. 予約実行型
セール開始・終了などの指定日時に、商品名、価格、販売期間、ポイント変倍率などを更新し、終了後に元の状態へ戻すタイプです。
セール前後の深夜作業を減らしたい店舗や、日時指定の変更を確実に実行したい店舗に向いています。
3. ページ制作中心型
パーツを組み合わせて、トップページ、商品ページ、特集ページなどを制作するタイプです。
HTMLやデザインの専門知識がなく、ページを作る環境から整えたい店舗に向いています。
4. 複合型
ページ制作機能と自動更新機能の両方を備えたタイプです。
一つの管理画面でページ制作、商品登録、掲載情報の更新を行いたい店舗に向いています。
自店舗に合うツールの選び方

1. 自動化したい作業を決める
最初に、現在負担になっている作業を整理します。
- ランキングやレビューの更新
- 類似商品や新着商品の入れ替え
- セール開始・終了時の商品情報変更
- トップページの商品入れ替え
- ページそのものの制作
- 新商品登録後の追加設定
解決したい作業が明確になれば、必要なツールの種類を絞り込めます。
2. 対応ページを確認する
ツールによって、対応するページが異なります。
- 商品ページ
- コンテンツページ
- トップページ
- 特集ページ
- カテゴリページ
商品ページだけを自動更新したいのか、コンテンツページやトップページも更新したいのかを確認します。
3. 更新頻度を確認する
「自動更新」と表示されていても、更新頻度はツールやプランによって異なります。
リアルタイム、1時間ごと、1日1回、1日数回など、更新する情報に適した頻度か確認してください。
4. 新商品への対応方法を確認する
新商品を登録するたびに手動設定が必要なツールと、新商品を検知して自動設定するツールがあります。
商品追加が多い店舗では、新商品への自動対応の有無が運用負担を大きく左右します。
5. 導入後に必要な作業を確認する
自動更新ツールでも、次の作業が必要になる場合があります。
- 初期設定
- API設定
- ライセンスキーの更新
- 表示内容の確認
- プランや契約の管理
「自動」という言葉だけで判断せず、導入後に店舗側で必要な作業を確認しましょう。
EC-UPが自動更新する3つのページ
EC-UPは、楽天市場の商品ページ・コンテンツページ・トップページにシステムを設置し、掲載情報を自動更新するクラウドサービスです。商品ページでは9種類のシステムに対応します。
商品ページ
商品ページでは、次の9種類の情報を自動表示・自動更新できます。
- 類似した商品
- 同時購入されやすい商品
- ランキング1位獲得画像
- 高評価レビュー点数
- パンくずリスト
- お気に入りボタン
- 新着商品
- 再販売商品
- 更新日
対応範囲や更新頻度は、利用するプランやオプションによって異なります。
コンテンツページ
コンテンツページでは、大画像パーツ、小画像パーツ、商品パーツを利用し、新着商品や再販売商品を自動表示・自動更新できます。
当社は、2024年12月19日にEC-UPのコンテンツページ自動更新機能を提供開始しました。
参考:EC-UP「コンテンツページ自動更新機能」プレスリリース
トップページ
トップページでも、新着商品や再販売商品などを自動表示・自動更新できます。
売り切れ商品の掲載継続や、新商品・再販売商品の入れ替えに伴う日常作業の削減に活用できます。
参考:EC-UP「新店舗トップページ自動更新機能」プレスリリース
おまかせ機能
おまかせ機能をONにすると、新商品へのシステム設置、商品編集後の再設置、利用するシステムの選択などを自動化できます。
EC-UPでは、88%の店舗がおまかせ機能をONにして運用しています。
ただし、APIライセンスキーは90日に1度更新する必要があります。「一切の作業が永久に不要」になるわけではありませんが、日常的な更新作業の大部分を削減できます。
EC-UP導入後に確認された改善事例
EC-UP公式サイトでは、導入店舗における次の変化を公開しています。
| 対象ジャンル | 指標 | 導入前 | 導入後 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 食品・スイーツ | 1日あたりの注文数 | 64.38件 | 77.87件 | 20.96%増加 |
| ファッション小物 | 同時購入割合 | 0.29件 | 0.38件 | 33.11%増加 |
| インテリア・寝具 | 1日あたりの売上 | 173,167円 | 265,029円 | 53.05%増加 |
参考:EC-UP公式サイト
これらは個別店舗で確認された実績であり、すべての店舗に同じ結果を保証するものではありません。取扱商品、アクセス数、価格、販促状況などによって結果は異なります。
まとめ:まず何を自動化したいかを決める
楽天市場の自動更新ツールとは、商品ページ・コンテンツページ・トップページなどの掲載情報を、設定や取得データに基づいて自動更新するツールです。
ページ制作ツールとは主な役割が異なりますが、制作と自動更新の両方を備えた複合型もあります。
選ぶ際は、次の順序で確認してください。
- ページを制作したいのか
- 日常的な掲載情報を更新したいのか
- セール時の変更を予約実行したいのか
- どのページを自動更新したいのか
- 新商品への自動対応が必要か
- 現在の商品数と、将来的な商品数の増加に対応できるか
- 導入後にどのような作業が残るのか
RMS標準機能だけで対応できている店舗は、外部ツールを導入する必要はありません。一方で、商品数が多く、ランキング、レビュー、レコメンド、新着商品などの更新が追いつかない場合は、自動更新ツールを検討する価値があります。
EC-UPでは、商品ページ・コンテンツページ・トップページの自動更新を、30日間無料でお試しいただけます。
よくある質問
Q1. 楽天市場の自動更新ツールとは何ですか?
楽天市場の商品ページ・コンテンツページ・トップページなどに掲載する情報を、設定や取得データに基づいて自動更新するツールです。ページをゼロから作るのではなく、掲載情報を継続的に更新することが主な役割です。
Q2. ページ制作ツールとの違いは何ですか?
ページ制作ツールは、デザインやページ構造を作ることが主な目的です。自動更新ツールは、ランキング、レビュー、レコメンド、新着商品などの掲載情報を更新することが主な目的です。両方の機能を持つ複合型もあります。
Q3. RMS標準機能だけでは不十分ですか?
店舗によって異なります。RMSやCSVで必要な更新ができている店舗は、外部ツールを導入する必要はありません。商品数が多く、掲載情報の継続的な更新が負担になっている場合に自動更新ツールが役立ちます。
Q4. 自動更新ツールはリアルタイムで更新されますか?
ツールや機能によって異なります。リアルタイム、1時間ごと、1日1回、1日数回などの違いがあるため、導入前に更新頻度を確認してください。
Q5. EC-UPはどのページ・商品数に対応していますか?
EC-UPは、商品ページ・コンテンツページ・トップページに対応しています。中小規模の店舗だけでなく、2万商品以上を扱う大規模店舗向けのプランも提供しています。利用できるページや機能は、商品数・プラン・オプションによって異なります。
Q6. EC-UPの商品ページでは何を自動更新できますか?
類似商品、同時購入商品、ランキング1位獲得画像、高評価レビュー点数、パンくずリスト、お気に入りボタン、新着商品、再販売商品、更新日の9種類に対応しています。
Q7. 新商品への設定や定期的な作業は必要ですか?
おまかせ機能をONにすると、新商品へのシステム設置や商品編集後の再設置を自動化できます。ただし、APIライセンスキーは90日に1度更新する必要があります。日常的な更新作業は大幅に削減できますが、表示確認などの作業は残ります。
Q8. EC-UPには無料トライアルがありますか?
30日間の無料トライアルがあります。トライアル終了後に自動課金されることはありません。対象機能や利用条件は、申込時に最新情報をご確認ください。











